タイトル「今月の聖句」
〜2004年2月の推薦聖句〜

イエスも洗礼を受けて祈っておられると、天が開け、聖霊が鳩のように目に見える姿でイエスの上に降って来た。すると、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声が、天から聞こえた。

ルカによる福音書3章21−22節

 
【解説】

洗礼というものの本来の意味を知ると、それを主イエスが受けたということは驚きとともに「なぜ」 と問いたくなるのではなかろうか。というのは当時の洗礼とは洗礼者ヨハネによって罪を離れるための悔い改めのしるしだったからである。 主イエスに悔い改めが必要な罪がはたしてあったのだろうか。
しかし、そうではなく、むしろ主イエスは自ら洗礼を受けることによって、 洗礼そのものの意味を大きく変えた。それは罪から離れ、悔い改めるだけでなく、神の愛する子として、また心に適う者として生まれ変わることであると。 主イエスは十字架の死が迫ったとき、それを「洗礼」と呼んだ(マルコによる福音書10章38節)。 その意味で洗礼は一方で死をあらわす。他方、それを主が受けることによって、それにならって洗礼を受ける人々には死より生き返って神の愛する 「子」に生まれ変わる幸いを与える。

解説文:牧師 橋爪忠夫

※注1 マルコによる福音書10章38節
イエスは言われた。「あなたがたは、自分が何を願っているか、分かっていない。このわたしが飲む杯を飲み、 このわたしが受ける洗礼を受けることができるか。」
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