主日礼拝の聖書

詩編86篇15節〜17節

 

(15)主よ、あなたは情け深い神
憐れみに富み、忍耐強く
慈しみとまことに満ちておられる。
(16)わたしに御顔を向け、憐れんでください。
御力をあなたの僕に分け与え
あなたのはしための子をお救いください。
(17)良いしるしをわたしに現してください。
それを見て
わたしを憎む者は恥に落とされるでしょう。
主よ、あなたは必ずわたしを助け
力づけてくださいます。

 

ヨハネによる福音書

10章32節〜42節

 

(32)すると、イエスは言われた。「わたしは、父が与えてくださった多くの善い業をあなたたちに示した。その中のどの業のために、石で打ち殺そうとするのか。」
(33)ユダヤ人たちは答えた。「善い業のことで、石で打ち殺すのではない。神を冒涜したからだ。あなたは、人間なのに、自分を神としているからだ。」(34)そこで、イエスは言われた。「あなたたちの律法に、『わたしは言う。あなたたちは神々である』と書いてあるではないか。(35)神の言葉を受けた人たちが、『神々』と言われている。そして、聖書が廃れることはありえない。(36)それなら、父から聖なる者とされて世に遣わされたわたしが、『わたしは神の子である』と言ったからとて、どうして『神を冒涜している』と言うのか。(37)もし、わたしが父の業を行っていないのであれば、わたしを信じなくてもよい。(38)しかし、行っているのであれば、わたしを信じなくても、その業を信じなさい。そうすれば、父がわたしの内におられ、わたしが父の内にいることを、あなたたちは知り、また悟るだろう。」(39)そこで、ユダヤ人たちはまたイエスを捕らえようとしたが、イエスは彼らの手を逃れて、去って行かれた。
(40)イエスは、再びヨルダンの向こう側、ヨハネが最初に洗礼を授けていた所に行って、そこに滞在された。(41)多くの人がイエスのもとに来て言った。「ヨハネは何のしるしも行わなかったが、彼がこの方について話したことは、すべて本当だった。」(42)そこでは、多くの人がイエスを信じた。

日本聖書協会刊『聖書 新共同訳』(1987)による
(c)共同訳聖書実行委員会
Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988